個性派俳優として幅広い役柄を演じ分ける滝藤賢一さん。
現在は髭やパーマ、眼鏡などを使い分けた独特の雰囲気で「イケオジ」として人気を集めていますが、実は若い頃の滝藤賢一さんは正統派イケメンだったことをご存知でしょうか。
無名塾時代の舞台写真や20代から30代前半の頃の画像を見ると、現在とは違ったシャープな輪郭とストレートなヘアスタイルで、まさに二枚目俳優という印象です。
今回は滝藤賢一さんの若い頃から現在までの変化を、画像とともに詳しく調査していきます。
滝藤賢一の若い頃がイケメン!昔の画像を調査
滝藤賢一さんは1976年生まれで愛知県名古屋市出身です。
高校卒業後に映画監督を志して上京し、22歳の頃に名優・仲代達矢さんが主宰する「無名塾」に入塾しました。
約10年間は舞台を中心とした下積み時代を過ごしており、この時期の滝藤賢一さんは細身で端正な顔立ちの「舞台系イケメン」として知られていました。
当時の写真を見ると、現在の個性派俳優としてのイメージとは異なり、正統派の二枚目俳優という雰囲気が強く感じられます。
滝藤賢一の若い頃の画像が話題に


無名塾時代の舞台写真や20代から30代前半のスチール写真では、滝藤賢一さんの若々しい姿を見ることができます。
現在よりもシャープな輪郭とストレートなヘアスタイルが印象的で、いわゆる「正統派二枚目」寄りの雰囲気が強く出ていました。
SNSなどでは「滝藤賢一さんの若い頃がイケメンすぎる」「こんなにかっこよかったんだ」という声が多く上がっています。
舞台俳優として活動していた時期は一般的な知名度は高くありませんでしたが、その端正なルックスは舞台を観た人々の間で話題となっていたようです。
線の細い二枚目タイプで、現在の味のあるイケオジとは全く異なる魅力を持っていたことが分かります。
デビュー当時の滝藤賢一はイケメンだった?


滝藤賢一さんは2008年、31歳の時に映画『クライマーズ・ハイ』で新聞記者・神沢周作役を演じ、映像作品で本格的に注目を浴びました。
当時は全くの無名でしたが、ワークショップで面識があった原田眞人監督からオーディションに呼ばれて合格したという経緯があります。
この作品での演技が高く評価され、映像業界での活躍の道が開けました。『クライマーズ・ハイ』以降、大河ドラマ『龍馬伝』の小松帯刀役や連続テレビ小説『梅ちゃん先生』の食堂の亭主役など、多数のテレビドラマや映画に出演するようになります。
映像作品への露出が増えるにつれ、「こんなイケメンがいたのか」と遅咲き発掘的に注目されました。
デビュー当時の滝藤賢一さんは、演技力だけでなくルックスでも多くのファンを魅了していたことが分かります。
若い頃と今の顔立ちを比較


若い頃の滝藤賢一さんと現在の姿を比較すると、大きな変化が見られます。
無名塾時代から30代前半頃までは、細身でシャープな輪郭、ストレートなヘアスタイルという正統派イケメンの要素が強く、端正な顔立ちが際立っていました。
一方、40代後半となった現在は、髭やパーマ、眼鏡などを使い分けることが多くなり、顔立ちよりも「雰囲気」と「役柄の幅」で魅せるタイプの俳優へと変化しています。
若い頃を「線の細い二枚目」、現在を「服とキャラで魅せる味のあるイケオジ」と捉えると分かりやすいでしょう。
年齢を重ねることで得られる「味わい」を大切にしており、滝藤賢一さん自身も「美しさよりも無骨な色気にかっこよさを感じる」と語っています。
眉間にシワを寄せることを意識的に行うなど、年齢を重ねることをポジティブに捉えている姿勢が、現在の魅力につながっているのです。
滝藤賢一の昔から今までのかっこいい姿
滝藤賢一さんの魅力は、若い頃の正統派イケメンから現在の個性派イケオジへと変化を遂げてきた点にあります。
舞台俳優として下積み時代を過ごした後、映像作品で頭角を現し、『半沢直樹』で一躍ブレイク俳優となりました。
演技面では善人から狂気をはらんだ役、コミカルな役まで振れ幅が大きく、「顔だけでなく演技がかっこいい」「役ごとに別人級」と高く評価されています。
また、ファッションセンスも注目されており、私服スタイルブックを出版するほどの「服好き」として知られるようになりました。
年齢とともにファッションも変化し、古着やネペンテス系、ハットなどを取り入れた個性的なスタイルが定着しています。
俳優として活躍し始めた頃のかっこいい姿

2008年の映画『クライマーズ・ハイ』を皮切りに、滝藤賢一さんは映像作品での活躍の場を広げていきました。
2009年にはNHK土曜ドラマ『外事警察』で連続ドラマ初のレギュラー出演を果たし、この撮影が始まったことでそれまで続けていたレンタルビデオ店、運送会社、居酒屋などでのアルバイトを辞めることになります。
その後、大河ドラマ『龍馬伝』の小松帯刀役や連続テレビ小説『梅ちゃん先生』の食堂の亭主役など、脇役として多数のテレビドラマや映画に出演しました。
そして2013年、TBSテレビの日曜劇場『半沢直樹』で主人公と同期の銀行員・近藤直弼役を演じ、その影響からオリコン調べによる「2013年 ブレイク俳優ランキング」で8位にランクインするなど、実力派のバイプレーヤーとして認知度を高めていきました。
この時期の滝藤賢一さんは、演技力と存在感を兼ね備えた俳優として多くのファンを魅了していたのです。
現在の滝藤賢一のかっこよさの魅力

現在44歳を超えた滝藤賢一さんは、俳優としてのキャリアを積み重ね、多くのドラマや映画で活躍を続けています。
最近ではNHKの朝ドラ『虎に翼』に出演し、主人公に大きな影響を与える役柄を演じるなど、主演からバイプレーヤーまで幅広い役柄をこなしています。
彼の演技は、役柄によって異なる顔を見せる個性派として評価されており、視聴者からの支持も厚いです。
また、ファッションにもこだわりがあり、特に「ニードルズ」のトラックパンツが似合うことで知られ、オシャレな大人たちの間でも注目を集めています。
さらに、趣味として多肉植物など中南米やアフリカ原産の植物を300鉢ほど栽培しており、心のバランスを保つための時間を大切にしています。
2020年にはベストドレッサー賞のサングラス部門賞を受賞し、2021年には主婦と生活社からファッション本『服と賢一 滝藤賢一の「私服」着こなし218』が出版されました。
年齢を重ねて増した渋みと色気

滝藤賢一さんの「無骨な色気」という表現は、彼の独特な魅力やスタイルを指しています。
この言葉は、彼の外見や演技における「粗野さ」や「力強さ」を強調しつつ、同時にそれが持つセクシーさを表現したものです。
滝藤賢一さん自身が「美しさよりも無骨な色気にかっこよさを感じる」と語っており、シワや年齢を重ねることをポジティブに捉えています。
眉間にシワを寄せることを意識的に行い、それが自分の個性であると考えているのです。
演技面では、シリアスな役からコミカルな役まで幅広く、どの役でも独自の存在感を発揮します。
特に『半沢直樹』では内面的な葛藤を見事に表現し、視聴者に強い印象を残しました。
年齢を重ねることを楽しみにしており、これが彼の無骨な色気をさらに深める要因となっています。
過度に飾らない自然体の魅力を持ち、年齢を重ねることで得られる「味わい」を大切にする姿勢が、多くのファンに愛される理由となっているのです。
滝藤賢一wikiプロフィール

プロフィール
- 本名:滝藤賢一(たきとう けんいち)
- 生年月日:1976年11月2日
- 年齢:48歳(2024年現在)
- 出身地:愛知県名古屋市名東区
- 出身校:愛知県立天白高等学校卒業
- 所属事務所:アルファエージェンシー(2021年10月〜)
- 前所属:エージェントオフィスタクト、無名塾
- 家族構成:妻(栄養士)、3男1女の4児の父
- 特技:和太鼓、殺陣、書道、草笛
経歴
- 1976年:愛知県名古屋市名東区で誕生
- 1995年頃:愛知県立天白高等学校卒業後、映画監督を志して上京
- 1998年:映画『バレット・バレエ』のオーディションに合格し、俳優を志す。仲代達矢主宰の俳優養成所「無名塾」に入塾(同期に真木よう子、内浦純一)
- 1998年〜2007年:無名塾に在籍し、舞台を中心に活動
- 2008年:映画『クライマーズ・ハイ』に出演し注目を浴びる。撮影後、無名塾を退塾
- 2009年:NHK土曜ドラマ『外事警察』で連続ドラマ初のレギュラー出演。同年、栄養士の女性と結婚し、長男誕生
- 2010年:大河ドラマ『龍馬伝』で小松帯刀役を演じる
- 2011年:次男誕生
- 2012年:連続テレビ小説『梅ちゃん先生』に出演。三男誕生
- 2013年:『半沢直樹』で近藤直弼役を演じ、「2013年 ブレイク俳優ランキング」8位にランクイン。日本放送映画藝術大賞の優秀助演男優賞を受賞
- 2014年:テレビ東京系深夜ドラマ『俺のダンディズム』でテレビドラマ初主演。長女誕生
- 2015年:テレビドラマ『破裂』でオリコンのドラマアワード助演部門賞を受賞
- 2020年:ベストドレッサー賞のサングラス部門賞を受賞。NHK Eテレ『趣味の園芸』シリーズに出演
- 2021年:ファッション本『服と賢一 滝藤賢一の「私服」着こなし218』出版。エージェントオフィスタクトを退社し、アルファエージェンシーに移籍
- 2024年:NHK朝ドラ『虎に翼』に出演
まとめ

滝藤賢一さんは、若い頃から現在にかけて「イケメン」としての評価を受け続けており、その魅力は時代とともに変化してきました。
無名塾時代の細身でシャープな正統派イケメンから、現在の髭やパーマ、眼鏡を使い分けた個性派イケオジへと進化を遂げています。
若い頃は端正な顔立ちで「線の細い二枚目」として注目されていましたが、年齢を重ねた現在は「無骨な色気」や「味わい深さ」が魅力となっています。
演技面では『クライマーズ・ハイ』『龍馬伝』『半沢直樹』など数々の作品で、善人から狂気をはらんだ役、コミカルな役まで幅広く演じ分け、「顔だけでなく演技がかっこいい」と高く評価されてきました。
また、ファッションセンスも注目されており、私服スタイルブックを出版するほどの「服好き」として知られ、「おしゃれでかっこいい俳優」として雑誌やブランドからも頻繁に起用されています。
滝藤賢一さんの魅力は、ルックスだけでなく演技力、ファッションセンス、そして人間性にも表れており、今後もますます多くのファンを魅了し続けることでしょう。
